東南アジア

ベトナム

15-2鉱区

15-2鉱区は、1992年の鉱区権益の取得以来、オペレーターとして探鉱・開発・生産まで手掛けてきた、当社基幹プロジェクトの一つです。事業の推進にあたっては、地域・社会との共生を重視し、社会福祉活動や温室効果ガスの排出量削減(CDM(Clean Development Mechanism)プロジェクト)にも積極的に取り組み、ベトナムの国民生活に大きく貢献しています。

高度な探鉱技術と生産回収技術

ランドン油田およびフンドン油田は、花崗岩質基盤岩内に発達したフラクチャー(岩石の割れ目)が貯留層(石油の溜まっている地層)となっている油田です。これは世界でも例が少なく、当社のフラクチャー評価技術は国際的に高い評価を受けています。当社では、こうした先端技術や水平坑井掘削技術(貯留層を水平に掘削)などを効率的に活用し、常に生産能力のさらなる向上を目指しています。なお、ランドン油田では、2013年にベトナム政府より、HCG-EOR実施のための権益期間延長(5年)が承認されました。

  • 炭化水素ガス(Hydrocarbon Gas)を油層に圧入することにより、石油の回収率上昇(Enhanced Oil Recovery)を図る技術

プロジェクト概要

15-2鉱区探鉱開発生産

プロジェクト会社 日本ベトナム石油
株主構成(出資比率) JX石油開発(100%)
保有権益比率 39.5%
パートナー(権益比率) PVEP(30%)
PERENCO(30.5%)
  • オペレーター

日本ベトナム石油 15-2鉱区のプロジェクト経緯

2019年10月 フンドン油田において、ライセンスの5年延長が承認される
2014年10月 HCG-EORプロジェクトを開始
2014年7月 累計生産量2億バレルを達成
2013年11月 HCG-EORプロジェクトを実施するため、ランドン油田において、ライセンスの5年延長が承認される
2008年9月 フンドン油田において、生産を開始
2008年7月 ランドン油田において、累計原油生産量1億5,000万バレルを達成
2006年2月 ランドン油田における随伴ガス回収・有効利用プロジェクトがCDMとして登録される(2008年2月に排出権発行)
2005年6月 ランドン油田において、累計原油生産量1億バレルを達成
1998年8月 ランドン油田において、生産を開始
1994年6月 15-2鉱区において、ランドン油田を発見
1992年10月 15-2鉱区の権益を取得