About Us

1.CCUS技術

米国・インドネシア等におけるCO2の回収・貯留利用(CCUS)の
取り組みと知見の蓄積

当社は、地球温暖化対策として、CCUSの一つであるCO2-EOR事業に取り組んでいます。大気中に放出されるCO2の大幅な削減を行いつつ原油の増産を図る事業で、米国では石炭火力発電所の排ガスからCO2を回収し、油田に圧入する大型商業プロジェクトを稼働させています。この実績をもとに、インドネシアやマレーシアなどの産油国との共同スタディ等を進めており、関係強化や新規事業獲得につなげます。

2.優良LNG資産

マレーシア・インドネシア・PNG等における優良LNG資産

マレーシア

サラワク州沖SK10プロジェクトは、当社がオペレーターとして探鉱・開発・生産を行う基幹プロジェクトの一つとして、2003年から生産を行っています。同鉱区で生産した天然ガスは、ENEOSが出資するマレーシアLNGティガ社の液化プラントに送られ、同プラントで液化後、LNGとして日本国内の需要家などに販売されています。

インドネシア

当社は、マレーシアSK10プロジェクトに次ぐ第二のLNGプロジェクトとして、タングーLNGプロジェクトに探鉱段階から参画してきました。本プロジェクトでは2009年より生産が開始され、2016年にはLNGプラントに液化系列を増設する拡張プロジェクトの最終投資決定を行い、2023年9月には増設した第3系列液化設備からのLNG生産を開始しています。生産されたLNGは、今後も増加が予想されるインドネシアのエネルギー需要を支えるとともに、一部は日本の需要家にも販売されています。

パプアニューギニア

当社は、マレーシア・インドネシアに次ぐ第三のLNGプロジェクトとして、PNG LNGプロジェクトに事業化検討段階から参画してきました。本プロジェクトは、700キロメートルを超える陸上・海底パイプラインによって、山間部の生産設備と首都ポートモレスビー近郊にある液化プラントおよび出荷設備をつなぐもので、2014年に生産を開始し、日本をはじめとするアジア各国へLNGを供給しています。

3.安全安定操業

産油国政府や地域との長期的な関係を重視した安全安定操業

JX石油開発は東南アジアおよび中東において、既存インフラと事業ネットワーク、産油国政府・国営石油会社からの信頼という強みを持っています。これら地域での安全安定操業を軸として、更なる事業拡大を積極的に推進しています。