創立以来、私たちは地下の探査、いわば地球の探求を通じて、生活に不可欠なエネルギーを世界の皆様に安全・安定的にお届けしてきました。これまで社内では、その探求と挑戦を“Explore the EARTH and Create Value”という標語で共有しておりましたが、脱炭素の潮流の中で、自らの使命を問い直した結果、私たちのこだわりと誇りは、地下の探査を通じた社会的な価値の創造にあることを改めて認識し、この標語を新たに企業理念として位置付けるに至りました。

私たちは地球の恵みに感謝しながら、それらを未来の力に変えていきます。
強みとする地下技術を土台に、革新的な創造力で来たる2050年カーボンニュートラル時代におけるサステナブルな社会の実現をリードするキープレーヤーを目指します。

エネルギーの安全・安定供給が社会からの負託であり、石油・天然ガスの開発が私たちの基盤事業であることに変わりはありません。私たちは、その負託に応えつつ、基盤事業で獲得した技術と経営資源を、成長事業であるCCS^（※）を中心とした環境対応型事業に投下して参ります。
「二軸経営」とは、石油・天然ガス開発事業というこれまでの軸が、環境対応型事業という新たな軸の萌芽を生み出し、その萌芽が大きく成長するまで支えつつ、いずれは一つの太く大きな軸に収斂していく移行期における戦略を表すものです。

• ※CCS：Carbon dioxide Capture and Storage の略。排出される CO₂を回収し、地下に圧入・貯留する技術。