ニュースリリース

2022年

2022年10月27日

「国産バイオマスからのCO₂ネガティブ水素製造に係るBECCS一貫実証モデルに関する
 調査」がNEDO事業で採択されました
 ~NEDO事業によるカーボンネガティブ水素利活用モデル調査~

 当社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 社長執行役員:中原 俊也)、電源開発株式会社(以下、「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)およびみずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(以下、「みずほリサーチ&テクノロジーズ」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 吉原 昌利)は、3社共同で国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「水素製造・利活用ポテンシャル調査」における委託事業について、「国産バイオマスからのCO₂ネガティブ水素製造に係るBECCS<注1>一貫実証モデルに関する調査」(以下、「本調査事業」)」を提案し、採択されました。


 当社およびJパワーは、2050 年までのカーボンニュートラル早期達成に向けて、当社中条油業所(新潟県胎内市)周辺においてBECCSによるCO₂ネガティブ水素製造の実証試験を目指し共同で取り組んでいます。その一環として、本調査事業では、水素、バイオマスおよび地域創成分野等に関し調査実績を有するみずほリサーチ&テクノロジーズと3社で、近隣で調達した木質バイオマスを原料に、ガス化技術とCCS<注2>を組み合わせてCO₂ネガティブ水素を製造・輸送・利活用するBECCS一貫プロセスの実現に向けて、事業性・課題認識を含むトータルシステムの調査・検証を実施します。


 3社はそれぞれが保有する知見を活かし、本調査事業を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。


<注1>BECCSBioEnergy with Carbon Capture and Storageの略で、CCSとバイオマスエネルギーを結び付けた技術を指す造語。


<注2>CCSCarbon dioxide Capture and Storageの略で、排出される二酸化炭素を回収し地下に圧入する技術。


NEDO採択調査事業の概要】

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BECSS一貫実証構想イメージ図】
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