ニュースリリース

2022年

2022年11月11日

米国8 Rivers社との米国メキシコ湾岸における共同事業開発に関する覚書の締結について

 当社(社長:中原 俊也)および関連事業会社JX Nippon Oil Exploration (U.S.A.) Limited(社長:土井学)(以下、「NOEX USA」といいます。)は、環境対応事業の拡大推進を目的として、米国8 Rivers Capital, LLC社(以下、「8 Rivers社」といいます。)との間で米国メキシコ湾岸における共同事業開発に関する覚書を締結いたしましたので、お知らせいたします。

 3社は、昨年11月に包括提携協定を締結し、各社の持つ知見・技術を持ち寄り、カーボンニュートラル社会の実現につながる事業アイデアの創出、技術開発などの共同作業を行ってまいりました。今般、事業環境の整備が進んでいる米国メキシコ湾岸において、8 Rivers社が有する超臨界CO₂サイクル発電、水素・アンモニア製造、酸性ガス処理、直接空気回収等に関する革新的な技術と、当社およびNOEX USAが有する30年を超える米国での知見を活用した事業展開の推進と高CO₂濃度の酸性ガスの有効利用に関しての共同事業開発に関する覚書を締結するものです。

 ENEOSグループは、2040年長期ビジョンにおけるありたい姿の一つとして、低炭素・循環型社会への貢献を掲げており、20225月に公表したカーボンニュートラル計画達成に向けた取り組みの一環として、当社は、CCS/CCUS<注1/2>事業を中心とした環境対応事業を推進してまいります。


<注1CCS: Carbon dioxide Capture and Storageの略。排出される二酸化炭素を回収し地下に圧入する技術。

<注2CCUS: Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage の略。排出される二酸化炭素を回収し、新たな商品やエネルギー生成のために利用する技術。


8RMOU.jpg締結式の様子
左から(NOEX USA)Steve Fly 副社長、(8 Rivers 社)Damian Beauchamp President、(当社)山田副社長