ニュースリリース

2021年

インドネシア国営石油会社プルタミナとの覚書再締結について

インドネシア国営石油会社プルタミナとの覚書再締結について

CCSを含むエネルギー分野全般に内容を拡充~

2021年1130

各  位

JX石油開発株式会社


 

当社(社長:細井裕嗣)は、201810月に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」という。)と共同で、インドネシア国営石油会社のPT Pertamina (Persero)(以下「プルタミナ」という。)との間で、共同スタディ・共同事業検討に関する覚書を締結しておりましたが、この度、三者間で新たな覚書を締結しましたのでお知らせいたします。



従前の覚書は、CO₂-EOR(注1)技術の活用を含む上流事業全般を対象とした共同スタディ・共同事業検討に関するものでしたが、この度新たに締結した覚書は、対象をCCS(注2)技術を活用した天然ガスからの水素・アンモニア製造等も含めたエネルギー分野全般に拡充し、従前の覚書を発展させております。



当社は、当社およびJOGMECが有する知見・技術を活用し、プルタミナと共にインドネシア国内のエネルギー分野全般を対象に将来の事業化を見据えた共同スタディ、および共同事業検討を実施してまいります。その結果、事業化の可能性が確認された場合には、三者間で合意の上、当該事業を推進し、エネルギーの増産および温室効果ガス削減への貢献を目指してまいります。



当社は、事業環境の変化に対応するため、基盤事業としての従来型の石油・天然ガス開発事業と、成長事業としての環境対応型事業を二つの軸とした「二軸」をもった事業形態への移行を本年より本格化しております。今後ともインドネシアとの関係を一層強化し、同国において、「二軸経営」に合致する事業の拡大に取り組んでまいります。



(注1)CO₂を利用した原油の増進回収(Enhanced Oil Recovery)

(注2)二酸化炭素回収・貯留(Carbon dioxide Capture and Storage)



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2021年11月25日 覚書オンライン署名式

(左)アンディアント・ヒダヤット上級副社長代理(プルタミナ リサーチ&テクノロジーイノベーション)

(右上)江波戸理事(JOGMEC)

(右下)橋本取締役 常務執行役員(当社)