ニュースリリース
2021年
ベトナム沖15-2鉱区操業にかかる覚書締結について
2021年11月29日
各 位
JX石油開発株式会社
ベトナム沖15-2鉱区操業にかかる覚書締結について
当社(社長:細井 裕嗣)が100%出資する日本ベトナム石油株式会社(社長:橋本隆夫、以下「日本ベトナム石油」といいます。)が操業するベトナム沖15-2鉱区は2025年4月にライセンス期限を迎えますが、今般、日本ベトナム石油は現鉱区パートナーであるPetroVietnam Exploration Production Corporation Limited (Petro Vietnamの子会社、以下「PVEP社」といいます。)と、上記ライセンス期限以降の共同操業の継続に向け協力する目的で覚書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
日本ベトナム石油は、1992年に同鉱区のランドン油田およびフンドン油田の権益を取得して以来、オペレーター(※1)として安全・安定操業を継続し、2021年には18年間連続休業災害ゼロを達成しております。また、世界初となる原油随伴ガスの回収・有効利用によるクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism、CDM)の実施、ベトナム初となるHCG-EOR(※2)技術の導入など、同社の様々な試みはベトナム政府からも高く評価されています。
同鉱区は2025年4月にライセンス期限を迎えますが、日本ベトナム石油とPVEP社は現在の鉱区期限以降においても同鉱区の経済的な開発および生産活動を維持できると考えており、今回の覚書の締結に至りました。
当社はENEOSグループの石油ガス上流事業を営む主要な事業会社として、長年にわたりオペレーターとして安全・安定操業を継続しているベトナムで、同国との長期的・良好な信頼関係を維持・拡大し、資産価値の最大化を追求するとともに、強固な事業基盤を構築してまいります。
※1 オペレーター:鉱区におけるプロジェクトの計画立案および探鉱・開発・生産を行う操業主体
※2 HCG-EOR:炭化水素ガス(hydrocarbon gas)の圧入による原油増進回収(enhanced oil recovery)技術
署名式の様子
左(PVEP)Mr. Tran Hong Nam, President and CEO 右JX石油開発 細井社長
交換式の様子
左からMr. Pham Minh Chinh Prime Minister of Viet Nam, Mr. Tran Hong Nam, President and CEO,
JX石油開発 細井社長、萩生田経済産業大臣