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仕事と子育ての両立。
JX石油開発の社員はできているの?

仕事と子育ての両立に必要なのは、制度?サポート?それとも…?
実際に仕事と子育てに奮闘する3人に聞いてみました。

Yoshinori
Negishi

根岸 義教

2009年入社
第1事業本部 事業1部 業務企画1グループ
兼 インドネシア・オセアニアグループ
法学部 政治学科 卒
1児の父

趣味はファゴットという楽器の演奏で、子どもが生まれる前までは妻と同じアマチュアオーケストラに所属し、休日は練習に没頭していました。また、家に友人を招待して、ささやかな宅飲みも頻繁にやっていました。2016年に子どもが生まれてからは、家事・育児に追われる生活を妻とともに楽しんでいます。

Kanako
Yamaguchi

山口 奏子

1994年入社
人事部 人事2グループ所属
人間科学部 人間科学科 卒
3児の母

中学から始めたオーボエという木管楽器の演奏が趣味で、社会人オーケストラに所属しています。毎週土曜日の夜に夫(ホルン)と一緒に定期練習に参加しており、年4回の演奏会があります。それ以外の週末は、平日にできなかった家事を行う傍ら、近所のスーパーでの買い物や、3人の子どもたちとの会話などで、気分転換をしています。

Chai
Zhenjie

柴 震杰

2010年入社
第1事業本部 技術1部 貯留層・生産グループ
新領域創成科学研究科 環境システム専攻 修了
1児の父

休日は家族とゆっくり過ごすことが多いですが、ゴルフのために外出したり、映画鑑賞をすることもしばしば。ヨーロッパサッカーが好きなので、シーズンになるとよくテレビで観戦しています。わが家は私と妻の育児・家事分担が明確なため、お互いに育児をしつつも自由な時間が多いように感じています。

まず、皆さんの現在のお仕事についてお聞かせください。

山口

私が所属する人事部では、会社が求める優秀な人材の採用・育成・活用のためのさまざまな施策を検討・実施しています。その中で、採用・人材育成・労務に関する業務を取りまとめるマネージャー業務をしています。

根岸

私は、インドネシアプロジェクトの事業管理と新規事業の推進を行っており、金融機関からの資金調達なども担当しています。また、2017年以降の中期経営計画の策定に向け、各プロジェクト担当者と協力しながら指標分析や資料作成を行っています。

私も根岸さんと同じインドネシアのプロジェクトを担当しており、貯留層・生産技術者として安定生産の維持や追加開発の推進に努めています。また、東南アジアの新規事業開発のための技術評価や経済性の精査なども行っています。


皆さんがどのように会社の制度を利用しながら
子育てをしてきたか、教えてください。

根岸

私は2016年11月に、育児休業と年次有給休暇をつなげて1ヵ月間お休みをいただいて、育児に専念しました。休暇の取得に際し、同じチームで働く同僚だけでなく、多くの方が育児休業への理解を示してくださったので、ありがたかったです。

山口

育児休業の制度を利用する男性社員が増えてきましたね。2016年度はこれまでに4名の男性社員が育児休業を取っています。良い傾向です。当社の制度としては2年間育児休業できますので、長期にわたり休業している女性社員も複数名います。

私は、2011年に長男が生まれたのですが、当時1週間ほど休暇をいただいた記憶があります。その翌年にマレーシア駐在が決まったので、必然的に海外で子育てを行うことになりました。駐在前は不安に思うこともありましたが、現地では、インターナショナルスクール探しや学費の補助など、休暇だけではなくさまざまな会社のサポートを受けることができ、とても助かりました。

根岸

山口さんは、いかがですか?

山口

私が第一子を出産した頃は、今ほど社内に“ワーキングマザー”が多くなく、制度もここまで充実していませんでしたが、社会的・組織的に出産・育児支援の機運が高まってきた時期だったことも幸いして、多くの人が応援してくれました。3人の育児のために合計4年以上会社を休んだ私が仕事を継続できているのは、とてもありがたいことです。現在は、出産・育児を経てもキャリアを積み上げる制度がさらに増え、職場の理解も進んでいると感じています。

仕事と育児を両立するために大切なことは何だと思いますか?

私は仕事重視、妻は家庭重視と、家庭における明確な役割分担が私の家庭ではできています。そうしたバランスを取ることで、大きな苦労とは無縁でここまでやってこられましたが、強いて挙げれば、周囲への感謝でしょうか。子どもが急病にかかった時や学校行事の際に休暇が取れるのは、制度のあるなし以前に周囲の理解があってこそですから。

根岸

私の場合は、第一に家庭と子どもを大切にする気持ちです。当たり前のことですが、この意識が仕事を効率的にこなす原動力となります。そして、家族とよく話すこと。話す習慣をつけていれば、仕事が繁忙期か閑散期かも理解を得られますし、妻の苦労も分かち合うこともできます。相互理解と思いやりが大切です。

山口

とても素敵な話ですね。私も、心の持ちようが大切だと考えています。育児は上手くいかないことばかりで、時には泣きたくなることもあります。必要以上にがんばりすぎず、子どもがいて、仕事ができるという環境のありがたさを意識するように心がけています。ありがたいと思う気持ちが、仕事に対するモチベーションを引き上げ、良い仕事につながり、周囲のサポートの呼び水にもなっていく… 職場や家族といった周囲・環境への「感謝の気持ち」は、そんな良い循環の源泉にもなるかもしれません。

根岸

やはり、行き着くのは感謝ですよね。妻と職場の皆さんには、ただただ感謝です。

私は、むしろ申し訳ない気持ちです。色々とサポートしていただいているのに、会社の飲み会などの行事にあまり参加できていないので(笑)この場を借りてお詫びと感謝を申し上げたいです。

一同

では、より良いワーク・ライフ・バランス実現という切り口で考えた場合に、
会社に求められることは何でしょうか?

私は、現状にとても満足しているので特に意見はありませんが、お二人はいかがですか?

根岸

積極的に新たな制度や仕組みを導入していくことでしょうか?特にITリテラシーの向上は、時間の有効利用に寄与していくと思います。

何か、具体的に考えてらっしゃることはあるんですか?

根岸

実現可能性や費用を考えない意見ですが、社内託児所の設置や、在宅勤務を可能にするITインフラの導入などでしょうか。まさにそういった制度を構築する立場にある山口さんのお考えはいかがですか?

山口

視野を広げると、例えば親の介護や、病気療養中の家族のサポートなど、仕事と両立しなければならない個人の事情は、子育てに限りません。女性の社会進出だけにとらわれず、顕在化してきたこうした事情にも目を向けて対処していきたいと考えています。人々の生き方や価値観も変わってきていますし、環境や技術も刻々と変化しています。制度だけでなく、これからの働き方を積極的に受け入れていく社内の雰囲気作りも必要ではないかと思います。

根岸

おっしゃるとおり、仕事と家庭の両立は今後の企業の成長を語るうえで無視できないテーマですよね。

山口

はい。そういえば以前、夫が「“仕事と家庭の両立”なんて言葉があるうちはダメだね」と言っていました。“両立”という表現は、未だに社会が個人に対し仕事と家庭の選択を強いる構造であることを示唆しているのではないかと。理想は“両立”という言葉が使われなくなるくらい、その状態が当たり前になっている世の中なのかもしれません。

最後に一言メッセージをお願いします。

マレーシア駐在時代、同僚の奥様たちが私の子どもも一緒に動物園に連れて行ってくれたり、私が先輩のお子さんに中国語を教えたりと、家族ぐるみで子どもの成長を楽しむことができたのを思い出します。こういったところがJX石油開発の魅力であり、海外赴任であっても楽しく子育てができると思います。

根岸

当社は、資源開発というダイナミックな事業や高い専門性を要するビジネスに加えて、社員を大切にするカルチャーが根付いているところに大きな魅力があると思います。私が育児休業を利用する際には、直属の上司だけでなく廊下ですれ違う他部署の諸先輩方からも、親としての経験談をご教示いただきました。特に覚えているのは「この時期に育児に参加しないと、奥さんにずっと根に持たれるから気をつけろ!」というもの。こんな文化がいいと思える人には、働きやすい職場だと言えるのではないでしょうか。

山口

誰もが気持ちよく仕事に挑むことができ、各々の力を最大限に発揮しながら健康的に働き続けられる組織や社会が求められています。そのために、微力ながら、人事として全力で取り組んでいきたいですね。そして、この場を借りて申し上げたいのは、繰り返しになりますが、周囲の皆さんへの感謝です。寛大に見守り、支援していただいているおかげで、仕事にも家庭にも全力で臨むことができています。

私も、改めて皆さんに感謝です(笑)

根岸

便乗している感じが否めませんが私もです。この場を借りて感謝を(笑)

一同