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施設技術者のキャリア
Career Path

Yoshitaka Nakano
中野 圭崇

2002年入社
理工学研究科建設工学専攻 修了

私の横顔

海外駐在時の余暇は、スカッシュやテニス、サイクリングなどのスポーツにあてていましたが、最近は主に子供たちの相手をして過ごしています。学生時代に初めて行った海外旅行先がベトナムで、街の喧騒と海辺の静寂の対比が気に入っていました。こんなところで働けたらなと思っていたら、後にベトナムに駐在することになり、嬉しかったのを覚えています。

Career
現在までのキャリア

※社名・部署名は当時の名称となっています

2006

油田全体の生産を7日間止めて
挑んだプロジェクト。
重責の先にあった大きな達成感。

新日本石油開発へ異動後、半年間の英会話研修、6週間のベトナムでの現業所研修を経て、現地へ赴任。新しいプラットフォームを既存の生産施設に接続し、試運転する一連のプロジェクトリーダーを任されました。油田全体の生産を停止する7日間で、すべての作業を完了させなくてはならないため、9ヵ月もの準備期間を設けました。その間、資材の発注ミスが発生し、その対応のために別の会社に頼み込んでなんとか資材を調達したりと、大小さまざまなトラブルがありましたが、結果的に計画通り完工することができました。陸上へ戻るヘリコプターの機内では、限られた期間の中で、多国籍の人々とともにクリティカルなプロジェクトに挑むプレッシャーから解放され、何とも言えない満足感に浸ることができました。

Topic

本社でプロジェクトの管理業務に携わっていると、プロジェクトのトラブルは、「何日の遅れ」や「何億円のコスト超過」といった「数値」で報告されてきます。それらの数値の背景となる現場最前線のリアルを、今は、イメージすることができます。これは、ベトナムでの6年弱の現場経験のおかげだと思います。

Past 1
2013

オペレーターの醍醐味を享受し
技術の研鑽に努めつつ
プロジェクトの運営のイロハを学ぶ。

マレーシア駐在時は、ガス・コンデンセート田の開発に使用するFPSOの傭船に携わりました。開発プロジェクトが開始されて早々、発注先コントラクターが財務的な問題に陥り、プロジェクトの進捗が滞る事態になりました。一方で、当社は産油国に対して、生産開始時期のコミットメントがあり、その遵守のため、簡易な生産方式の技術検討を行いつつ、コントラクターを変更する手続きを進めることになりました。その過程で、相手が抱える財務的な問題を調べていくうちに、債務とは、債権とは、といった一般的な会社の仕組み・成り立ちを理解することができたと感じています。さらに、当社あるいは相手先の契約担当、法務担当者と一緒に働く機会を得られ、ノンテクニカルな部分についての知見も深めることができました。

Topic

優秀な弁護士は、自分がこういうと、相手はこう返してくる、というのを何手先までも考えているので、お互いの理屈を戦わせる将棋やチェスをやっているような印象を受けました。こうした交渉テクニックを直接目の当たりできたので、非常に勉強になりました。

Past 2
2019

世界各国のさまざまな
開発プロジェクトに触れ
知見・知識を増やす。

ベトナム・マレーシア駐在を経て、日本へ帰任後、技術管理部施設グループに所属しています。これまでは、駐在先のオペレータープロジェクトに張り付いて、技術的なことを中心に、プロジェクト進捗に関する全般を担当してきましたが、現在は、当社がジョイントベンチャーパートナーとして参加するさまざまなプロジェクト(主にノンオペレーター事業)の、生産施設建設に関する技術評価やコスト査定といった業務に従事しています。他社の設計思想やプロジェクト管理手法に触れられるため、勉強になることが多く、仕事は予想を超えてエキサイティングです。自社以外の開発アプローチの知見を増やし、次のオペレーター事業に活かせるようにしたいと考えています。

Topic

石油開発業界ではLessons Learned(前の仕事の教訓)を大切にする文化があります。初めての仕事は上手くいかなくて当然。次に同じ失敗をしないように備えつつ、挑戦を続けることがキャリアに幅、深さをもたらすために重要だと思います。

Now
Future

初心と感動の原体験を胸に
自分の専門性を突き詰め
人々の役に立っていきたい

初めて海上生産施設へリコプターで向かった時のこと。機内からその全容を目の当たりにした瞬間に、「よくこんな洋上に、ここまでの壮大な施設をつくったなあ」と、感銘を受けたことをよく覚えています。その後、実際にプロジェクトに携わり、施設を拡張・保守しながら可動させていく訳ですが、ジオラマをつくるような感覚で、大海原に人工物を設置していくプロセスにさらに大きな感動を感じました。
そもそも石油開発会社に就職したのは、「地中に眠るエネルギーを使える形にすることで、人々の生活の役に立ちたい」というものでした。今はその初心に立ち返りつつ、プロジェクトで感じた感動を糧に、自分がこれまで身に付けてきた、また、これからも吸収してゆく知識、経験を活かして、エネルギー開発をスクラッチから手掛け、人々の役に立っていきたいと思っています。

Advice

入社する前の石油開発業のイメージは、投機的で、ただ豪快な業界だと思っていましたが、実際に入社してみると、ファイナンス、法務、地質、物探、貯留層、掘削、施設等の専門家が緻密にリスクを回避しつつ物事を前進させるスマートな業界であることがわかりました。豪快さとスマートさの両方を楽しめる、挑み甲斐のある業界だと思います。

Future