ニュースリリース

2019年

2019年12月18日

マレーシア・サラワク州沖ラヤン油ガス田における原油の商業生産開始について

~生産体制拡充のため浮体式生産貯油出荷設備を新設~

各 位            

JX石油開発株式会社

 

 当社(社長:細井 裕嗣(ひろし))のプロジェクト会社であるJXマレーシア石油開発株式会社(社長:橋本 隆夫。以下「JXマレーシア」といいます。)は、マレーシア・サラワク州沖SK10鉱区において、オペレーターとして生産・操業を継続しておりますが、2019年12月3日に同鉱区内のラヤン油ガス田において原油の商業生産を開始しましたので、お知らせいたします。

 

 ラヤン油ガス田では、2017年5月より天然ガスを生産しておりますが、今般、新たに浮体式生産貯油出荷設備(FPSO: Floating Production, Storage and Offloading System、以下「FPSOヘラン」といいます。)を使用することにより、天然ガスに加え、原油の生産を開始したものです。

 

 ラヤン油ガス田における原油の生産量(グロス、以下同じ。)は日量約3,000バーレルを見込んでおり、すでに生産中の天然ガスを加えると、同油ガス田の生産量は、今後、原油換算で日量約10,000バーレルまで増加する見込みです。  

 

 また、FPSOヘランは、今後、同じくSK10鉱区内のヘランガス田から生産される原油分の出荷にも活用する予定であり、FPSOヘランを通じたラヤン油ガス田およびヘランガス田からの生産量は、原油換算で日量20,000バーレルに達する見込みです。

 

 ラヤン油ガス田に加え、ヘランガス田およびベリルガス田を擁するSK10鉱区は、当社の主力プロジェクトの一つであり、今回の生産設備拡張により、同鉱区の資産価値向上と収益力強化が実現することとなります。

 

 当社は、今後とも堅調なアジアの原油・天然ガス需要を背景に、引き続きマレーシアにおいて、オペレーターとして石油・天然ガス開発事業に取り組むことにより、同国との長期的・良好な信頼関係を維持・拡大し、安定したキャッシュフローの創出とプロジェクトの価値最大化を図ってまいります。

 

以 上