ニュースリリース

2019年

2019年6月11日

英国北海カリーンガス田における天然ガスの生産開始について

各  位

JX石油開発株式会社

 

 当社(社長:細井 裕嗣)が100%出資する英国法人 JX Nippon Exploration and Production (U.K.) Limited(社長:辰巳 久雄、以下、「JXNEPUK」)は、権益を保有する英国北海の22/25a鉱区に位置するカリーンガス田において、6月7日(現地時間)に天然ガスの生産を開始しましたので、お知らせいたします。
 
 カリーンガス田は、2008年に当社を含むパートナーにより発見された後、2015年に英国政府より開発計画が承認され、2019年の生産開始に向けて開発作業を進めてきたものです。英国北海においては過去11年間に発見された最大級のガス田であり、開発移行に至ったガス田としては1990年以降で最大規模のものです。
 
 開発作業は順調に進捗し、生産開始は当初計画比で1か月の前倒しとなり、開発費も当初予算から大幅な削減を達成しました。
 
 ピーク時生産量は原油換算で日量約10万バーレル(グロス)であり、当該ガス生産量は英国におけるガス消費量の5%程度に相当すると見込まれます。
 
 現在当社では、先般発表した長期ビジョンに基づき、ガス事業の強化に取り組んでおりますが、カリーンガス田は、当社の中長期の生産量を支える重要なプロジェクトの一つとして、ポートフォリオの低炭素化にも資するものです。
 
 当社は、エネルギーの安定供給および環境負荷の低減に取り組むとともに、引き続き、保有資産の価値最大化を目指してまいります。
 
以 上