ニュースリリース

2019年

2019年1月 7日

2019年 社長(細井 裕嗣)年頭挨拶について

各  位
 
明けましておめでとうございます。
本日行われました、当社社長 細井 裕嗣の社員に向けた年頭挨拶の要旨を、下記のとおりお知らせいたします。
 
 
 
1.  事業環境
 
 2015年からの 3年間において、経営基盤強化のため事業再編に取り組み、保有資産の選択と集中を進めた結果、低油価耐性の面でも一定の改善成果を上げることができた。
 足下の原油価格は不安定な状況が続いているものの、世界的なエネルギー需要は引き続き増加が見込まれ、エネルギーの安定的な供給の重要性は一層増している。
 一方、ESG経営導入の加速や、IoTやAIなどのテクノロジーの急速な進歩など、社会から求められる企業像は大きく変化を続けており、当社においても、従来型事業の延長に留まらない取り組みが必要になることは間違いない。
 
2.  事業課題
 
 当社の当面の課題は「既存事業の価値最大化」と「埋蔵量補填」の 2つである。
 既存生産プロジェクトにおいては、安全・安定操業、コスト削減に引き続き取り組むことに加え、各開発プロジェクトにおける生産開始や開発作業の進行により、既存事業の価値最大化は、ほぼ順調に進んでいる。特に、マレーシア、ベトナムをはじめとするオペレータープロジェクトを通じて培った経験と実績は、当社の大きな強みである。
 一方、埋蔵量の補填は、持続的成長を遂げる上で喫緊の課題である。各部門が横断的に協力し、スピード感を持ってその実現に取り組んでほしい。
 
3.  CO2-EORプロジェクト
 
 CO2-EORは、地下資源の有効活用と環境対策を両立させ得る技術であり、当社の今後の事業展開において、差別化の大きな武器になる。
 また、低環境負荷型技術として、JXTGグループ全体の中でも意義深いプロジェクトであり、名実ともに当社の誇りとなる事業にすべく、全部門を上げて取り組んでいきたい。
 
4. 最後に
 
 石油開発事業は、地下資源開発という不確実性にチャレンジする事業であり、当社を「挑戦」意識に満ちた石油開発会社にしていきたい。その際大切なことは、「挑戦」するための「備え」を持つことである。上手くいかなかった場合をあらかじめ想像し「備え」ておくことによって、それが現実となったときに、より踏み込んだアクションが取れると確信している。
 この1年も、コンプライアンスの徹底、健康と安全の確保・維持に努め、全社の英知を結集し、「備え」を持って大胆に「挑戦」していきたい。
 
 
以 上