ニュースリリース

2018年

2018年1月 4日

2018年 社長(三宅 俊作)年頭挨拶について

各 位
 
明けましておめでとうございます。
本日行われた、当社社長 三宅 俊作の社員に向けた年頭挨拶の要旨を、下記のとおりお知らせいたします。
 
 
1. 事業環境
 
 2017年は世界が大きく変化した年だった。トランプ政権の誕生や、カタール外交問題をはじめとした不安定な中東情勢、北朝鮮問題などが顕在化する一方、環境問題では、 CO2削減の声の高まりを背景に電気自動車(EV)の話題も増えてきた。当社グループの最大の変化としては、なによりJXTGグループの誕生が挙げられる。この経営統合によりJXTGエネルギーは、国内50%のシェアを占める体制になった。
 原油価格は、一時45~46ドル台に下落した後、現在は、60ドル台まで回復しているが、先行きの不透明感は払拭しきれていない。
 
2. これまでの取組み
 
 2017年4月よりスタートした新中期経営計画は、これまで以上に、確実に事業を管理し、低油価耐性を付け、資金を稼ぐ力を重視したものとなっている。
 一年目の実績を振り返ると、米国CO2-EORプロジェクトにおける原油生産開始、マレーシアにおけるラヤン油ガス田からのガス生産開始とベリルガス田権益の取得、インドネシアにおけるタングーLNG拡張プロジェクトおよび英国北海プロジェクトの順調な開発や、年後半からの原油価格上昇などの明るい話題があった。
 我々は、2015年から事業再編を断行し、会社の仕組みも変えてきた。今まさに、これまで3年間をかけて行ってきた事業の再構築や体制の整備が完了しようとしている。ただし、これらの取り組みはスタートであって、今後とも実行し続けることが重要である。
 
3. 今後やるべきこと
 
 現在、安定的な事業基盤づくりのための、長期ビジョンや探鉱戦略を策定中であり、10年先20年先を見据えながら、皆で議論しこのビジョンを共有していきたい。          
 そして、新年度からは次の時代に向けて必要かつ最適な案件を具体化していく。その実現のために、我々全員が意識し、責任を持って行うべき事は以下のとおり。
 ・生産資産の収益の最大化と、開発中案件の計画通りの仕上げ
 ・コスト低減と作業効率の向上による低油価耐性の強化
 
4.最後に
 
 役員を含む全ての社員は、安全を第一として、今まで以上に①経営情報の社内共有、②闊達な意見交換・情報交換、③個人・組織の能力の向上、④多面的な吟味、に努めてほしい。昨年の年頭挨拶で「気持ちの切り替え」をお願いしたが、今後は「行動面の切り替え」もお願いしたい。より機動的に、より能動的に、筋肉質の闘う集団、本物の狩猟民族になろう。
 そして、コンプライアンスを遵守しつつ、社員にとって健康で安全で有意義な年となるよう、元気に活発に仕事に取り組んでいきたい。
 
以 上