滋井 康人
2014年入社
物理探査技術者
留学先 | Texas A&M University |
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留学期間 | 2015年8月から2年間 |
履修科目 |
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2014年の12月に上司から推薦していただき、海外の大学を調べはじめました。1ヵ月ほどで志望校を絞り、必要書類を提出するとともに、指導教官依頼のためのコンタクトを取りはじめました。社内の選考(論文試験、英語試験、面接)を受けつつ、大学の要求するTOEFLの点数を満たすまでに約5ヵ月掛かりましたが、無事に志望大学に合格することができました。
何といっても英語です。TOEFLにせよ大学へのコンタクトにせよ、常に英語が必要になります。TOEFLもはじめはなかなか思うように点数が上がらず焦りました。大学とのやり取りでは、なかなか相手に真意が伝わらず、手続きに時間がかかることもありました。
基本的に量が多く、食べきれません。私のいるテキサスはメキシコ風の料理が多いですが、やはり何といってもステーキが絶品。月に1度は隣町にある人気のステーキ店へ足を運びます。少し足を伸ばせば色々な国の料理も楽しめます。もちろん、日本料理のお店もあります。
講義の復習や課題に追われることもありますが、平日勉強漬けな分、体を動かしたくなるので散歩やサイクリングに出かけます。映画館にもよく行きます(しかも学生割引!)。月に数回、近隣の都市や州外へ遠出します。アメリカの広大な風景の中をドライブするのは最高です。
アメフトが盛んな学校なので、試合のある日は大学だけでなく街を挙げて応援ムードになります。なかなかチケットが取れませんが、卒業までには1度観戦してみたいと思っています。また学部単位で頻繁にパーティが開かれ、あまり接点のない教官や生徒と交流する機会もあります。
こちらに来て戸惑ったことは、ディスカッションの機会が多く、積極的に意見交換がなされていることです。はじめはクラスメイトの積極的な発言に圧倒され、一言も発することができませんでした。また、自分の意見を思うように言えず、歯がゆい思いをすることもよくありました。
今も日々色々な問題にぶつかっています。自分で何とかしなければならないこと、また自分だけでは解決できないこと、それをきちんと把握し対処する力が着実に身についていると感じています。留学を終えてから必要になるスキルやつながりはもとより、そのような一生を通して価値のある経験をしているのだなと日々実感しています。そういう意味で、入社2年目にしてこのような幸運な機会を得られたことに感謝しています。
留学は苦労することも多いですが、その分得られるものも多いです。留学中に何をするのか事前にじっくり考えておくといいと思いますが、実際留学してみると、想定外の発見や出会いがたくさんあるので、それにこだわりすぎず、何でも貪欲に吸収しようというやる気と積極性をもって留学に臨めばいいのではないでしょうか。