ニュースリリース

2022年

社長就任挨拶について

 

2022年4月1日

各 位

JX石油開発株式会社

社長就任挨拶について

  本日、本社(東京都千代田区)で行われました、新社長 中原 俊也 の社員に向けた就任挨拶(要旨)を下記のとおりお知らせいたします。





  本日付けで社長に就任した中原です。

  細井前社長からしっかり襷を受け取りました。全力で経営にあたり、当社の発展に貢献して参ります。

1.「二軸経営」について

  昨年、当社は、細井前社長のリーダーシップの下、「二軸経営」を打ち上げ、この「二軸経営」を軌道に乗せるための「Energy Transition Roadmap」(ETR)を策定しました。ETRは、2050年の当社のありたい姿を示すとともに、シェアードコンセプトである「Explore the EARTH and Create Value」を企業理念として再定義しました。「地球を舞台に無限の可能性を探求し、社会にとっての価値を創造する」という理念の下、各種戦略を統合的に考えていきます。

2.変革について

  二軸経営を進めるためには、変革が必要です。

  しかし、私は、皆さんに「変革しよう」、「大きく変わろう」というようなことは申し上げません。

  変革は、「目的」でも「目標」でもありません。変革は、日々の選択、行動、習慣の小さな変化を積み重ねた「結果」だと私は考えます。1年後、2年後、「知らないうちに、何か変わった気がするね」と私たち自身が思えるように、社外の方から、「JX石油開発は随分変わりましたね」と言われるように、一つずつ、積み上げていきたいと思います。

3.アジャイルの実装について

  当面、私は、アジャイルの実装に注力していきます。

  私が考えるアジャイルは、コンプライアンス、HSE、セキュリティを大前提に、

◆素早く試行錯誤を行い、多くを学ぶ

◆小さくても、不完全でもいいので、すぐに、継続的にアウトプット(価値)をだす

◆そして、人々(社員も含めて)をワクワクさせるといった個人、組織の行動・姿勢です。


  一例ではありますが、具体的には、次のようなことを考えていきます。

①アジャイルを阻害する、過度な、「形式主義Formality」や「厳密主義Rigidity」から脱却する

②アジャイルな人財育成・人財活用を徹底する

③ヒト・組織のアジャイルな、自律的な動きを促進するため、現場主義を徹底する

④もっと外に目を向け、社外から大いに学び、また、社外に大いに発信する


4.先憂後楽
  私は、社長就任の発表以降、いろいろな方から、「座右の銘は」との質問を受けました。その際、私は、「先憂後楽」(せんゆうこうらく)と答えるようにしています。この四字熟語は、中国北宋の范仲淹(はんちゅうえん)の言葉で、「優れた為政者というものは、人々が心配始めるよりも先に憂いて、人々が楽しんだ後に自分も楽しむべき」という意味ですが、最近は、「先に苦労すれば、あとで楽ができる」という意味で使われることも多いようです。

  私は、これを「悲観的に準備して、楽観的に対処しよう」という意味で使います。ETRの策定において、私たちは2050年に向けEnergy Transitionを考え、議論し、石油・天然ガス開発事業についての悲観的な想定から出発しました。

  もう心の準備はできています。「二軸経営」による明るい未来に向けて、楽観的に進んでいきましょう。



 以 上