ニュースリリース

2021年

2021年1月 4日

2021年 社長(細井 裕嗣)年頭挨拶について

各  位
 
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 当社社長 細井 裕嗣の社員に向けた年頭挨拶の要旨を下記のとおりお知らせいたします。なお、新型コロナウイルス感染予防のため集合形式は取り止め、本日、ビデオ配信いたしました。
 
 
1.  昨年を振り返って
 
 何よりも新型コロナウイルスによる地球規模でのパンデミックが挙げられる。人の往来が途絶え、世界経済は急激に減速した。昨年末にワクチンが開発されたのは明るいニュースだが、欧米を中心に感染拡大が続いており、予断を許さない状況が続いている。
 2020年の序盤に暴落した原油市場は、OPECプラスによる協調減産と北米の非在来型原油の生産減により幾分回復しつつあるが、今後も不安定な状態が続くだろう。
 
2.  事業環境の変化と「二軸」
 
 昨年は地球温暖化への対応が世界的に喫緊の課題となり、脱炭素化の動きが加速した年でもあった。
 事業環境の変化に対応するため、長期ビジョンや中期経営計画で環境対応事業を進めていくことを盛り込んでいたが、今年から、基盤事業としての従来型の石油開発事業と、成長事業としての環境対応型事業を二つの軸とした「二軸」をもった事業形態への移行を本格化する。
 第一の軸は石油開発事業であり、2050年においても、グローバルには石油・天然ガスは人々の生活を支える重要なエネルギーであることから、これまでどおり重大な使命感を持って石油開発事業に取り組んでいく。
 第二の軸となる環境対応型事業については、米国で取り組んできたCCUSプロジェクトのノウハウを活かしつつ、早期の事業化を目指して事業機会の発掘に着手する。
 石油開発事業と新たな環境対応型事業の「二軸」を、互いが高め合いながら推進していくことが、当社が持続的に成長を遂げるために不可欠だと考えている。
 
3.  最後に
 
 今年も業務遂行の大前提として、健康と安全の確保、コンプライアンスの徹底に努めなくてはならないのは言うまでもないが、引き続き「挑戦」と「備え」、なにより変わらぬ熱意をもって、めまぐるしく変化を続ける事業環境に果敢に挑んでほしい。
 そして、一人ひとりが当事者意識をもち、生産性を高め、全員で将来に向かって進んでいきたい。
 
 
以 上